こんにちは、みゆきです。
日本手芸普及協会の白糸刺しゅう講師科終了し、現在、【区限刺しゅう講師科】を受講中。
本科・課題2では、キャンバスワーク・カードケースを作りました。
今回はその製作過程で、学んで得た気づきを記録として残しておきます。
これから通信講座で学んでみようと考えている方、また、
現在学んでいる方の参考になればと思います。
【刺しゅう通信講座で学ぶ】初めてのキャンバスワーク
区限刺しゅうのひとつで、縦横布目が等間隔のキャンバス地の織り糸の目数を数えながら、
土台布が見えないように刺し進める刺しゅうです。
更に詳しいキャンバスワークについての記事は、コチラ。
カリキュラムによる学びの良い点は【自分の好みにかたよらないこと】
今回の課題はカードケース。
あまりデザインも色も好きではなかったのですが、課題です。やらなくてはなりません。
課題というものは、このように自分が好きではないものも、やらなくてはなりません。
これはあまり楽しいことではありませんし、
講座を受講しようか考えるときにも、テンションが下がり、決意が鈍ります。
ただ、自分の好みでない課題作品には、これからも自らふれる可能性のないものでもあります。
カリキュラムの中で出会える大切な機会ということにもなります。
これはやってみると実感できますが、自分の知識の幅を、確実に広げてくれます。
今回のキャンバスワークのカードケースも、講座を申し込む前も、作品に取りかかる前も、
かなり期待外れに近い作品でしたが(スミマセン日本手芸普及協会さま)、
実際に何針も何針も手を動かし、刺し進めていく中で学ぶことは、やはりとても多いものでした。
こういうところが、一見楽しそうではない課題作品の大事な点だと思います。
何か一つの手技を深めていくことも素晴らしい事です。
しかし、知識の幅、そして自分の手で覚えた事が一つでも多くなることも、価値あることです。
好みではなかった課題のカードケースで学べた6つのこと
今回のキャンバスワークのカードケースで学べたことは、
- 6本取りの刺しゅう糸でステッチする事の難しさ
- 刺しゅう糸の準備として、糸をさばく必要性、途中のねじれを取る大切さ
- ジャーマンカウンテッドステッチのコツ
- 芯入りサテンステッチを6本取りでする難しさと糸の引き具合の難しさ
- 脇とじのコの字とじがテキスト通りでいいのか疑問を持った
- ダブルキャンバスという硬い生地を持ってするやりにくさ
などでしょうか。
与えられたこの課題に、真剣に取り組んだからこそ得られた、大切な学びでした。
中でも、ジャーマンカウンテッドステッチについては更に詳しく記事にしています。
仕上がった作品は、コチラ。
一見キレイに仕上がってるように見えますが、
グリーンの部分の芯入りサテンステッチは、糸を引きすぎてしまって、
添削の時に先生より指摘を受けています。
【中心の3色のステッチ】は、
6本取りの刺しゅう糸をフワッと仕上げることに、とことんこだわって頑張っていたのに、
【芯入りサテンステッチ】は、
6本取りの刺しゅう糸をきっちりひっぱならいとボコボコしていたので、常にきつめに引っ張っていました。
それではダメだったんですね。まだ掴み切れていないコツがあるようです。
また、カードケースとして最後の仕上げに行う【コの字とじ】に関しては、
テキストの図解や、説明動画では、一目おきにすくうようになっていますが、
それでは見本の拡大画像と同じようにならない気がして、先生に質問をしました。
結論として、【コの字とじ】のやり方で行えば、全部の目をすくってもよい、とのことでした。
さて、次の課題は、初めての【ブラックワーク】また、新しい学びがあるはずです。
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