先日、class101で白糸刺繍を教えた頂いた@kumip_broderie先生が、第2回目のインスタライブをしてくださいました。
class101での『はじめての白糸刺しゅう』で学んだ方々を中心に集まった@whitework_groupでのライブでした。
白糸刺しゅうの先生は、noteでもフォローさせて頂いたいたKumiko Pさん。
HEDEBO”愛”が素晴らしい先生です。
あなたのやりたいことが見つかる!趣味のオンラインレッスン【CLASS101】
今回は、前回のドイリーランニングステッチの続き。
予定ではサテンステッチでしたが、その次のカットワークの時にサテンステッチを枠にはめ込むことになるので、先にカットワークをすることになりました。
前回のランニングステッチの内側の布に切り目を入れて、縁にボタンホールステッチを刺しました。
今回も、先生の何気ないお喋りや、質問の中から学んだことがいくつかありましたので、簡単にまとめておきたいと思います。
丸は綺麗に図案写しをしましょう【百均のテンプレート定規】が便利
刺繍を綺麗に仕上げるために大事なことは、
カットワークの丸や雫型の下絵を綺麗にかいておくこと。
その為に使いたいのが、百均などにある【テンプレート定規】。私も持っています。
丸はもちろん、先生は雫型も、楕円のテンプレートをできるだけ利用して描かれているそうです。
道具を使って、きれいな線を描くことが、美しいカットワークのもとになるわけです。
それなのに、今回のドイリーの丸をフリーハンドで写した私。。。
だから、ちょっといびつです💦やっぱり定規を使うべきですね。
百均のテンプレート定規でも、今まではなんとか大丈夫でしたが、ステッドラーやシンワ測定などは、
1枚全部が丸だけのテンプレート定規だったりするので、絶対にピッタリサイズの丸がみつかりますね。
楕円の方も、いい感じに細長くて、私が持っている百均のテンプレートより美しい気がします。
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デリケートな刺しゅうに【刺しゅう枠】をかけるときはオーガンジー
@kumip_broderie先生も、“いつもはしていませんが…”、と教えて下さったのが、
刺しゅう布を刺しゅう枠にかける(はさむ)とき、デリケートな刺繍面が痛まないように、薄い布・オーガンジーを当てて挟めるといい、という枠のかけ方です。
刺繍部分を刺しゅう枠から保護するものですので、
薄い布(オーガンジー)を刺繍の邪魔にならないように刺しゅう枠よりも小さな円形にカットして、一緒に挟む。
または、刺繍の部分だけ薄い布をあてて枠をかけ、刺繍面が直接、枠に当たってはさまれないようにカバーする、などのやり方になります。
ちょっと面倒ではありますが、刺繍面の保護の仕方として知っておくといいかな、と思います。
お道具について【刺しゅう枠】【針山】
刺繍をスムーズにするために、また、刺繍時間を楽しくするために、使うお道具には使いやすさや、デザインなどいろいろ求めてしまいます。
ライブ中も、【刺しゅう枠】の話、画面に映っていた先生の針山から【針山】を作るためのキットの話、また【針】の話など出てきました。
ちょっと憧れの刺しゅう枠
刺しゅう枠は、私もちょっと憧れているSABAE(鯖江)の刺しゅう枠の話がでていました。
先生も、その他に持っていらっしゃる方も、“はさみやすい”と言われていました。
デザインもカラフルで、自分の好みのものを探すのはワクワクしそうです。
また、SABAEのようなデザインの日本紐釦(Nippon Chuko)の刺しゅう枠も、同じくカラフルでサイズもいろいろあり、欲しくなってしまいます。
SABAEの刺繍枠は12.5㎝のようですが、日本紐釦の方は、10.0㎝、13.0㎝、15.0㎝があるようです。
そして、先生いわく、重さはSABAEの方が軽いそうです。(枠の大きさにもよると思いますが。。。)
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日本紐釦(Nippon Chuko)手芸材料お仕入れサイトは、私も今回初めて知りましたので、リンクをはっておきます。
刺した刺繍はドンドン針山になっていく?
画面に映り込んでいた先生の針山から、お話が広がって、カップになる木製の小さなボウルの話や、
フランス製のミルクピッチャーも針山に使ってるなどのお話を聞かせていただきました。
先生の木製の針山の刺繍は、イタリアのサルデーニャ刺繍だそうです。
ブログの方にも記事があります。
そして中に入れる綿は何を使っていますか?という質問に対して、
使う綿によっては針が錆びたりするので、カワグチのピンクッション用のものを使っています、とのお答えでした。
針に優しい綿があるんですね、初めて知りました。
今までは、ピンクッションしか作ったことがなくて、針山用のウッドボウルや容器を探そうと思ったこともなかったのですが、今回話題に上がったことで自分でも作りたくなって、白糸刺繍に合う木の小さなボウルをみつけたので、ご紹介しておきます。
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いつかは【BOCKEN】、でもキシキシするんです💦
白糸刺しゅうをしてしばらくすると、【BOCKEN(ボッケン)】という名前に出会いました。
最初は何だろう?と思っていたのですが、【麻糸】であることを知りました。
それからは、HEDEBOなどの白糸刺しゅうの本の作品の中にも、BOCKENで刺したものがあることに気づき、気になって仕方ありませんでした。
それで先日、アイリッシュリネンを購入するときに、一緒に注文しておきました。
今回のライブで作っているドイリーで、初めてBOCKENを使ってみたのですが、これまで使っていた綿のアブローダーと違って、すごくキシキシするんです。
ライブ中にその事を先生に質問すると、
●少し太めの針を使うといい事
●ブランドによって針穴が少し大きめだったりするので、そういうのを使ってみて下さい、と教えて頂きました。
【麻糸】は、刺しゅう布を通るとき、そして針穴の中で動くだけでも傷つけて細くなって切れたり、擦れて毛羽立ったりするらしいので、そういうことが少し防げるようです。
確かに、針穴の大きさでちょっと刺し心地が違うのは感じたことがあったので、
“なるほど‼‼‼”と思いました。
手持ちの針の中でも、DMCとクローバーを比べたとき、クローバーの方が少し針穴が大きいんですよね。
針が太いほど、それが分かりやすいです。
先生に教えて頂いて、早速針をDMCからクローバーの少し太めの針に変えてみました。
ちょっとしたことですが、麻糸も布を通りやすくなった感覚があり、摩擦や抵抗が少なくなったのか、ボタンホールステッチの結び目もキュッと締めやすくなりました。
自分でも知っていた感覚でしたが、先生のアドバイスで、麻糸にも【針を変えてみる】というやり方が役に立つことを知りました。
その他、先生が刺繍の美術館が購入された【目打ち】を見せてくださいました。
木製でとってもかわいかったです。
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ボタンホールステッチの幅はどれくらいでもイイ‼
カットワークのボタンホールステッチですが、ステッチの間隔についてよくclass101でも質問があるそうです。
結論、どれくらいでもいですよぉ、ということです(笑)
ただ、丸のまわりに刺すボタンホールステッチは、放射線状にさすのが美しいのですが、内側の結び目が重なってしまうような間隔にはならない方がいいようです。
class101の最後の作品ですが、
中心のカットワークのボタンホールステッチの間隔よりも、
まわりにぐるりと刺しているボタンホールステッチくらいの間隔があったほうが、美しいのではないかな、と、最近は思ってます。
そして、巻かがりに関しても臨機応変に。
大きな作品のまわりなどは、あまり変わらないから…と先生も刺されないそうです。
巻かがりの向きもボタンホールステッチと同じ向きでも、逆向きでもいいそうです。
ただし、針はクロスステッチ針に必ず変えること‼糸を不要に傷つけてしまいますから。
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今回も、前回以上に和やかなライブでした。
何気ないおしゃべりの中にも、新しい事が学べてとっても楽しかったです。
正確に図案写しをすること、お道具のこと、BOCKENのこと。。。
また新しい知識が増えました。
次回は、サテンステッチからの予定です。
それまでに私もボタンホールステッチまでは終わらせてきたいのですが、BOCKENにまだ慣れていないので、
いつも以上にゆっくり丁寧にやってみたいと思っています。
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