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【CLASS101】憧れの白糸刺繍ができるクラス/ドロンワーク巾着袋編

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オンライン趣味クラス【CLASS101】
『ヨーロッパの技を直伝、はじめての白糸刺しゅう』を受講中。その体験記です。

CLASS101『はじめての白糸刺しゅう』では5作品をつくります。
その作品4・ドロンワークの巾着袋が仕上がりました。
オンラインでのクラスレッスンは楽しく続いています。
今回も、この巾着袋の制作過程の振り返り、失敗談、そして、刺しゅうをするのに便利な針や刺しゅう枠について書こうと思います。

白糸刺しゅうの先生は、noteでもフォローさせて頂いたいたKumiko Pさん。
HEDEBO”愛”が素晴らしい先生です。

 目  次

ドロンワークの下準備・織り糸を引き抜く・糸始末

まずは、布の中心にしつけで印をつけ、図案にしたがって織り糸の目数を数え、中心から織り糸を抜いていく作業です。
使用する生地が32カウント。1㎝に約13本の織り糸の生地ですので、とても目を酷使するつらい作業です(苦笑)

ドロンワークは、横に模様をほどこすことが多いのですが、
今回のこの巾着は、先生のデザインで珍しく縦にドロンワークを刺していきます。
作業自体は、横に模様を作るときと同じなのですが、仕上がると模様は縦になり、とても新鮮です。

画像左は、中心で切った織り糸を、両端へ向かって抜いているところです。
抜いた織り糸は、生地の中に織り込むように始末していきます。(画像右)

織り糸をドロンワークの種類とデザインに合わせて数え、抜きます。
中心を境に、両脇へ向けて抜いた糸を端で始末します。
③裏面で織り糸の始末をし、余分な織り糸を切り落とします。
④表から見るとこのように。抜いた織り糸の始末が両端でされています。

ここで一つワンポイントアドバイス
織り糸は、抜くときに短くなったりもしますので、針に通すのが大変だったりします。
こういう時に便利な針は、セルフ針と呼ばれる針穴に糸を通さなくても使えるものです。
手芸メーカーさんから出ているものもありますし、100均などでも見つけることができます。

織り糸の始末の作業も慣れてきて、自分ではずいぶん綺麗に仕上げられるようになってきた気がします。
ですが、満足できたのはココまで。
次の作業で考えが浅かったことに気が付きました。

次の作業は、布の表側からボタンホールステッチをするのですが、
綺麗に仕上げた裏の織り糸始末の【幅】と、表からのボタンホールステッチの【幅】のバランスが悪くて、
始末した織り糸の端がチョロチョロ出てきてしまったのです。

ボタンホールステッチ】の端から、
始末した織り糸の端がチョロチョロ出てきています
ボタンホールステッチ】の幅を少しだけ広げてみましたが、
まだ少し糸の毛羽立ちが私は気になりました

何度かほどいて、やり直しをしてみましたが、生地が傷みそうで満足できるレベルまでできませんでした。
先の作業の事まで気が回らなかった結果です。

後から刺す表のボタンホールスタッチ幅の事を考えて、裏の織り糸始末の幅を処理しておけば、もっと綺麗に仕上げられたと思います。

ドロンワーク

今回のデザインでは、中央に5種類のかがり模様を作ります。
各かがりの参考になる動画をつけていますので、ご覧下さい。

ステッチの話をする前に、ちょうど届いた刺しゅう枠を使い心地をレビューします。

新しく購入した刺しゅう枠を使ってみた

刺繍を少しでも綺麗に刺したい、作業をしやすくしたい、目が疲れないようにしたい、
たくさんの思いから、より使いやすい刺しゅう枠を常に探し、気になっては買ってしまいます。

今回初めて買った、四角の枠の使い心地は、丸タイプより、布に余計なシワが入らず、
このドロンワークには使いやすかったです。
(現在、在庫切れになっています。(2021.09.16))

また今回買った四角の枠は、幅の変更がききますので、かなりのサイズに応用が利きそうです。

ただ、布をおさえる白いプラスチックは、ちょっと堅い事だけ覚悟しておかなくてはいけません。

布の長さに合わせられるように、たくさんの穴があります
かなりピシッと布が張れました

四角の枠は、使いやすいのですが、自分のスタイルに合うかどうかなど、感想が分かれるところです。
刺繍用品のメーカーの出しているものや、評価が良さそうなものでお手頃なもので、試してみられるといいと思います。

では、ドロンワークのかがり模様に入りましょう。

ドロンワーク【両ヘムかがり】

とてもわかりやすく見やすい動画がありました。
このかがりは、両側ですくい上げる織り糸の場所をずらしているので、互い違いのジグザグ模様ができます。
私が刺した生地は、動画の生地よりも織り糸が細かいので、糸の引き具合をもう少し強くした方が、ジグザグに束ねた織り糸の模様がはっきりと現れると思います。
また、別の呼び方で【山路ヘムかがり】と呼んだりもします。

ドロンワーク【結びかがり】

次は【結びかがり】
ヘムかがりで束ねられた織り糸の束を、3束分をすくって、結んでまとめるかがり方です。
【束ねかがり】
とも呼ばれます。

左から2番目が【結びかがり

ドロンワーク【すくいかがり】

ヘムかがりで束ねた織り糸を、中心に通す糸でねじるようにすくってかがっていきます。
【交差かがり】【クローズドかがり】
などと呼んだりもします。

右から2番目が【すくいかがり】

ドロンワーク【ダーニングかがり】

ヘムステッチで束ねられた織り糸に糸を交互に巻き付けながら模様を作っていきます。
模様は違いますが、刺し方の参考の動画です。

一番右が【ダーニングかがり

ドロンワーク【結びかがり+花かがり】

巾着袋の一番中心に入る、一番難しいかがりです。
同じ模様ではありませんが、結びかがりと花かがりに似たかがりの動画がありましたので、紹介しておきます。

全てのもようかがりが刺せました。
5種類のかがりをとおしての振り返りとして、私自身の気づきと反省は次の3点です。

  1. 大きめの枠があれば、しっかり生地を張った状態でかがると
    糸の引き締め具合などを均等にしやすく、仕上がりもきれいに仕上がると思います。
  2. 糸つぎは、あまり頻繁にはしたくないですが、
    ダーニングかがり、花かがりは、長すぎる糸では、次第に糸も毛羽だってしまい、ツヤもなくなってしまい、
    仕上がりも美しくならないのでほどほどの糸の長さを心がける。
  3. どのかがりも、糸の引き加減がそろっていることが綺麗な仕上がりのポイント。

布の両端の始末【ヘムかがり】

次は仕上げの為の布はしの始末です。
生地の両端、そして、ヒモを通す部分を三つ折りにして、【片ヘムかがり】をしていきます。

今回使用した生地と生地の粗さが違うので、拾う目数は違うのですが、丁寧な説明の動画がありました。

あわせて読みたい
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今回、順調に片ヘムかがりが終わりそうだと思った時に、私は大失敗をしていました。

布の両端を三つ折りにして、片ヘムかがりをするのですが、なんと、裏表逆に仕上げていたのです。
かがり模様は、もちろん裏側で糸始末をしていますので、ちゃんと見れば表側・裏側わかるのですが、
作業にばかり集中してしまって、肝心の表裏の確認ができていませんでした。
あと少しで出来るところでしたが、全部解くことになりました。

32カウントの布といえば、1㎝に約13本の織り糸。その織り糸を3本ずつ数えながらの片ヘムかがり。
そのほとんどをほどくのは、大変無念。。。

みゆき

大きな失敗をすれば、未来の失敗の数は、きっと少なくなっていきます。
でも、間違えないように気をつけてくださいね。

①まだ表裏逆に気付かずに一生懸命刺しているところです💦
②裏側からすべき片ヘムかがりを表側からモクモクとしています💦
③やっと気が付いて全部ほどきました💦
④2倍の長さの片ヘムかがり、やっと終わりました‼

仕上げ

大変だった片ヘムかがりをやっと終わらせ、いよいよ、巾着袋の形に仕上げます。
脇を【コの字とじ】でとじて、5番刺繍糸で作ったよりヒモを2本作って、通して出来上がりです。

脇を【コの字とじ】で”閉じたところです
袋状になりました。あとはヒモを作って通します

巾着に通すよりヒモですが、私は道具なしで作りましたが、簡単に作れるものもあるようです。

作ってみられる場合は、コチラの動画を参考にどうぞ。
最初に準備する撚る前の1本のヒモの長さは、作りたいヒモの約2倍くらいが目安です。
巾着袋のヒモは、出来上がり寸法が約80㎝でしたので、180㎝3本を撚ったあと半分に折って、
さらに反対向きに撚って仕上げました。

よりヒモが通せました
完成です‼

途中、大きな失敗もありましたが、こんなにかわいい巾着ができました。
やっぱり白一色の刺繍は美しいですね。白糸刺繍、大好きです。

みゆき

次は、いよいよ最後の作品。
これまでの4つの作品で覚えたステッチをふんだんに施した、
ドイリーです。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • はじめまして、こんにちは。
    Instagramでフォローしていただいて以来、こちらのブログを読んでいます。
    私も同じ講座を受講中なのですが、最初の練習のボタンホールステッチ(丸を作るカットワーク)でつまずき、何とかやる気を出してチャプター2のサンプラーに進んでみたものの、写した図案が見事に消えてしまって、(夏の暑い日に写したのですが、暑さと私の手汗による水分で消えたと思われます)すっかりやる気を失っています。
    美由紀さんのInstagramを見て、何とかやる気を貰いつつありますが、今回、こちらのブログがとても参考になりましたので、コメントさせていただきました。
    自分なりに何かヒントになりそうな動画など、情報はないかと日々調べているのですが、今回のブログ記事はとても分かりやすく、もう一度やる気を出してやってみよう!と思えました。
    動画は動画の良さがあって、良いのですが、美由紀さんのブログ記事のようなわかりやすい文章があると、理解度が増します。さらに、美由紀さんの体験談も含めてのアドバイスが、私にはとても参考になりました。
    私はクロスステッチが大好きで、手芸普及協会の区限刺しゅうの通信講座を受講したのですが、ハーダンガー刺繍にハマり、白糸刺繍に興味を持つようになりました。区限刺しゅうを高等科まで進めたのですが、今は白糸刺繍コースを受講中です。
    美由紀さんは区限刺しゅうを受講されてるんですよね。頑張ってください!
    長文失礼しました。

    • romingo217さん、はじめまして。
      えっとですね、ブログにコメントを頂いたのが初めてだったものですから、
      そのことにまず舞い上がっています。

      毎朝、ブログの管理画面を見に行くのですが、今日は本当にたまたま朝バタついてるくせに、何故か気になってた台所の隅っこの汚れを洗い始めて、午前中がアッという間に終わってしまいました。
      そして、こんな時間にブログを開いて、いつも通りのチェックをしようと思ったら、
      コメントの所に見慣れないものが付いていたんです。。。
      “えぇ、また何?(問題が起きたと思ってるんですね。ブログの管理も慣れていないので)”
      そしたら、romingo217さんのコメントでした。
      自分のブログにコメントが届いてる‼‼‼‼‼‼
      それも、参考になりました‼と書いて下さってる‼
      もう嬉しくて、嬉しくて。本当に、ありがとうございます。

      ふぅ〜〜〜、こっち事のお話でスタートしてすみません。

      Instagramも見て下さっているのですね。
      ありがとうございます。

      class101のサンプラーはどうですか?
      生地への図案写しは、日本手芸普及協会の白糸刺繍の時に随分苦労しました。
      あちらの動画では、チャコペーパーで写しますよね。でも、あまり濃くなりすぎないように、と言われているようだったので、ほどほどの濃さで写していたのですが、途中であのグレーの線は消えていきます、よね。
      その頃、まだ消えるチャコペンなんて知らなかったものですから、鉛筆ですこーし書き足したりしてやってました。

      ですが、class101の方では、しっかり下絵を写す‼途中で消えたら線を書き足す‼というくらいしっかり下絵の線がはっきりしていることを大事にされているようでしたので、チャコペーパーで写し取るときに、協会の白糸刺繍の2倍くらいの濃さでしっかり写し取るようにしました。
      最後に洗えばなんとかなりますし、刺してる時に、線を刺しゅうで覆う気持ちですれば、それだけで随分見えなくなりますからね。

      それでもグレーの線が薄くなっている所もありましたから、思い切って消えるペンで書き足していました。

      インスタで拝見したところ、
      romingo217さんはサンプラーの下絵をペンでされていたようですね。
      ペンだけでされていたのでしょうかね。。。
      私の数少ない経験では、グレーのチャコペーパーでしっかり写し取って、
      消えるチェコペンは、これから取りかかるところに補助的に使う、
      というのがベストかなぁ、と思っています。

      他にも何かありましたら、私なんかでよかったら、どうぞ、お声かけください。
      知らない事でも、調べるきっかけになったり、一人で考えるより一緒に前に進めるのではないかと思います。
      日本手芸普及協会のお勉強も、同じようなお勉強をしているのですから、お話しやすいこともあるのではないかなぁ、と思います。

      パッチワークは講師科までいかれているのでしたら、最近会報誌が届きませんでしたか?
      私は今回の会報誌が初めてだったのですが、刺しゅうP31の募集のコーナーに『白糸刺繍部』というのがあったのをご覧になりましたか?
      その部長の藤本薫先生が、私がずっと通信講座でご指導いただいている先生で、ちょっとお尋ねしたみましたら、まだ具体的な活動は始まっていない、とのことでした。
      でも、白糸刺繍には、いろいろたずさわりたいので、入部希望のメールを本部に送ってみました。

      改めて、
      romingo217さん、あたたかなコメント、ありがとうございました。
      romingo217さんが思っている以上に、かなり、かなり、私は嬉しい気持ちにつつまれました。
      ブログって誰かのお役にたてることがあるんだ、と初めて実感しました。
      これからも刺しゅうも、ブログも、頑張ります。

      なので、どうぞ宜しくお願いします。

      私の方が長くなってしまいましたね。

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