こんにちは!
今日は、現在制作中のシュバルム刺繍の【リングピローの図案】を考える時、
そして、布に図案を写す時に使っている道具についてご紹介しようと思います。
図案をまとめる過程と図案作成に使用する道具
シュバルム刺繍の図案を作成する際、伝統的なモチーフをどのように配置するかは重要なポイントです。
前回のブログで紹介した本を参考にしながら、私はまずラフ画を作成しました。
図案を考えるときに、iPadを利用する場合もあるのですが、まだまだ自由自在に使いこなせないので…
多くの場合、手描きで図案を整えています。
その際に役立つアイテムを紹介します。
- A3方眼用紙
- 方眼のマス目があることで、モチーフのバランスや配置を正確に決めることができます。
- 線の間隔や長さを正確に調整しやすく、左右対称のデザインを考える際にも便利です。
- 図案を描く際は、鉛筆で軽く下書きをし、修正しながら清書していきます。
- トレーシングペーパー
- 透ける紙なので、ラフ画の上に重ねて写し取ることができます。
- まだ図案が定まっていない時、それぞれのパーツをトレーシングペーパーに写しとり、重ねて配置をいろいろと検討することで、自分のイメージを固めていくことができます。
- 仕上がった図案や、本などの図案を布に転写する際に、一旦トレーシングペーパーに写しとって、チャコペーパーと重ねてデザインを写すのに使ったりします。
図案の清書と布への写し方
- 清書用の図案を準備する
- A3方眼用紙に清書した図案を用意します。
- 清書した図案をトレーシングペーパーに写し取ります。
- チャコペーパーを使って布に転写する
- 布をアイロンでしっかり伸ばし、シワをなくします。
- 布の上にチャコペーパーを置き、その上にトレーシングペーパーを重ねます。
- 図案がずれないように、マスキングテープなどでしっかり固定します。
- トレーサー(またはボールペンの先)を使って、トレーシングペーパーの上から図案の線をなぞります。
(トレーシングペーパーの上に、OPP袋を1枚重ねるとペーパーが破れにくくなります) - なぞり終えたら、チャコペーパーとトレーシングペーパーをそっと持ち上げ、布に転写された図案を確認します。(薄い部分は、再度トレーサーでなぞるか、後でペンで書き足しましょう)
- 図案の左右・上下対称を作る方法
- トレーシングペーパーには、図案の半分だけを写し取ります。
- 布に転写する際に、トレーシングペーパーを反転させて、左右対称のデザインを作ります。
(反転の軸とするところに印を付けておきましょう) - もう一度同じようにチャコペーパーとトレーサーを使い、反対側の図案を転写します。
おすすめのチャコペーパーとペン
白糸刺繍では、細かいラインを正確に写し取ることが大切です。
ここでは私が愛用しているチャコペーパーやペンを紹介します。
チャコパー アーチスト 極細 青 F10-BU(水性チャコペン)
極細のペン先で繊細なラインが描ける水性チャコペン。
水で簡単に消せるため、下書きに最適です。
ペンタイプなので、途中薄くなったラインをすぐに書き足せるのでとても便利です。
チャコパー アーチスト 極細 茶 F10-C(水性チャコペン)
青と同じく極細のペン先で使いやすいのですが、茶色は時間が経つと再び浮き出ることがあるため注意が必要です。
Loew-Cornell アシーナ(Athena)スーパーチャコペーパーグレー【2枚セット】 11000268
細かいラインをはっきりと写せる高品質なチャコペーパー。
グレーの発色がよく、布の色を選ばず使える。
これまで使ってきた麻布では、図案も水で綺麗に消せたので、安心して使っています。
クロバー(Clover) 刺しゅう用 チャコピー 片面 5枚入り 紫 24-147
最近登場した新しいチャコピーで、白糸刺繍に最適なアイテムです。
転写後の紫のラインがくっきりと見え、布目が細かいリネン生地でもしっかり写せます。
水で消えるため、刺繍後の仕上がりを邪魔しない。
※濃いラインが消えにくい際には、ぬるま湯に薄くした中性洗剤で、優しく洗えば取ることができました。
他にも、色の組み合わせが異なるバリエーションも販売されています。
片面タイプなので、裏写りせず使いやすい。
アドガー チャコエース ムーンベール トレーシングペーパー 3枚入り MTP-4N
図案写しマーカー専用のソフトなトレーシングペーパーです。
透け感があるため、下絵も見やすくトレースがしやすいです。
刺繍の下絵を正確に写すのに適している。
水で消えるペンを使えば、何度でも使えます。
これらの道具を活用すると、よりスムーズに美しい図案を作成できます。
刺繍を楽しむ方にとって役立つ情報になれば嬉しく思います。
これらの情報を参考に、刺繍の図案写しに適したチャコピーを選んでみてください。
来週は、シュバルム刺繍の布や糸のことなどをご紹介しようかなと、予定しています。
お楽しみに。。。
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