アイキャッチ画像のハーダンガー刺繍作品は、私が最近、仕上げたものです。
ひとみの小部屋さんのキットを購入して作りました。
ひとみの小部屋さんの販売サイトにはハーダンガー刺繍のたくさんのキットがあります。
その中で、この作品に一目惚れして、即‼購入しました。
楽しみに待っていたキットが届いて、私はビックリ。
作品は、Cashelーカシェルーという刺繍布を使用。その織りの細かさは10㎝=112目。28カウントの布。
これまで作ってきたハーダンガー刺繍のどの作品よりも細かくて、急激に不安になりました。
自分に作れる気がしなくて、しばらく放置してしまいました。。。。。
作り始めると、細かくて大変でした。
目が慣れずに、織り糸をカウントするのが大変。
刺すことに気を取られて、図案を見誤って、間違ってほどく。。。
ですが、刺し進めていくと…、心がどんどん引き込まれていきました。
これまでと同じステッチも、とても繊細で、美しいんです。
その発見と、少しずつ変わっていく布の表情がとても楽しい‼
大変ながら、ひと針ひと針進めていくことができました。
私の手元には、ハーダンガー刺繍の作品がいくつかですが、たまってきました。
ハーダンガー刺繍は布目をカウントしながら作る刺繍ですので、織りの細かさで印象がずいぶん変わってきます。
フェリシモで初めて作ったハーダンガー刺繍、
日本手芸普及協会の白糸刺しゅう・区限刺しゅうで作ったハーダンガー刺繍。
画像を並べてみました。
布の織り目の細かさで変わる作品の印象が、少しでも伝わればと思います。
【フェリシモ】ハーダンガー刺しゅうレッスンの会
フェリシモのクチュリエには、本当にたくさんの手芸の会があります。
刺しゅうの会もたくさんあり、馴染みやすいものから、世界の珍しい刺しゅうなど。。。。。
私がハーダンガー刺繍を初めて知ったのは、この中の【ハーダンガー刺しゅうレッスンの会】でした。
刺しゅうもほとんどしたことはなく、不安でしたが好奇心の方が強くて、申し込みました。
刺しゅう布 18カウント(10㎝=70目)
【ハーダンガー刺しゅうレッスンの会】最初のLesson1の作品は、こちら。
織り糸をかぞえながら刺すので、ステッチは自然と揃っていきます。
初めてでもわりと綺麗に仕上がりました。
ハーダンガー刺繍との初めて出会いをまとめた記事はコチラ
続いて、Lesson2の作品も同じ18カウントの作品。
布の織り糸をカットするステッチが増えて、同じカウントの布でも、レース感が増しました。。
刺しゅう布 20カウント(10㎝=80目)
Lesson3は20カウントの布で、
少しだけ細かくなりました。
18カウントのLesson1・2の作品と比べてみましょう。
右側3枚のドイリーが18カウント
左側が20カウント
右上2枚が18カウント
左下が20カウント
縁どりのブランケットステッチ、
基本のクロスターブロックも、
より《密》になっています。
刺しゅう布 25カウント(10㎝=100目)
Lesson3では、グッと細かく25カウント。
それまでの作品と比較してもかなり華奢な雰囲気が出てきています。
どうでしょうか。
並べて比べてみると、25カウントの布は織り糸がほとんど見えないくらい細かくなっています。
まだ取りかかっていないLesson5・Lesson6
【キットあるある】ですが💦
まだやっていない二つの作品💦
左側のLesson5は、
Lesson4と同じ25カウント。
そして右側のLesson6は、
アイキャッチ画像の作品と同じ、28カウントの刺しゅう布を使います。
左側:25カウント
右側:28カウント
私がLesson6をほったらかしにせず、取り組んでいたら、ひとみの小部屋さんの作品(28カウント)にもビクビクせずに取り組めていたのかも知れませんね(笑)
刺しゅう布の織り糸の細かさが
右側のLesson6(28カウント)と
中央の作品は同じです。
私がひとみの小部屋さんで一目惚れした作品は、
フェリシモの【ハーダンガー刺繍レッスンの会】の6つ目の作品と同じカウントの布。
最後まで一つ一つ頑張って取り組んでいたら、同じカウントで作る感覚が身についていたでしょうね。
デザイン/ステッチの違いはあるものの《自分の作ってみたい作品》を作る力まで、何とかたどり着ける、ということですね。
【ハーダンガー刺繍レッスンの会】の作り方説明書はかなり丁寧で、制作手順、各ステッチの説明など、初心者でもしっかり読み込めば理解でき、安心して取り組めるキットだと思います。
私は、刺繍本で理解しにくいところを、ファイリングした作り方説明書で今でも参考にすることがあります。
また、更に新しいハーダンガー刺繍の会もできています。こちらは25〜28カウントの布で作る作品になります。
【日本手芸普及協会】白糸刺しゅう・区限刺しゅう
私は、日本手芸普及協会の通信講座【白糸刺しゅう】と【区限刺しゅう】を学んでいます。
その中でもハーダンガー刺繍の作品を3作品つくりました。
刺しゅう布 18カウント(10㎝=70目)《白糸刺しゅう本科》
フェリシモと同じように、最初は18カウントの布を使ってピンクッションを作りました。
ウーブンバーステッチがちょっとぉ💦
今なら、
もうちょっとだけ上手に作れそうな…気がします(苦笑)
刺しゅう布 20カウント(10㎝=80目)《白糸刺しゅう高等科》
この記事をまとめていて気が付きましたが、カウントを徐々に上げていく感じが、フェリシモと同じなんですね。
これが無理なく、まなんでいける基準みたいなものなのでしょうか。
右側で比較しているのは、20カウントのドイリーと18カウントのピンクッションとフェリシモのミニドイリー。
20カウントのドイリー
右上のピンクッション・ミニドイリーは18カウント
刺しゅう布 20カウント(10㎝=80目)《区限刺しゅう高等科》
こちらは区限刺しゅう高等科で作ったドイリー。上の画像と同じ20カウントの作品になります。
デザインの違いはありますが、
それぞれのステッチの細かさでつくられる28カウントの作品の違い。
表現できる繊細さが、刺繍布の細かさでこんなにも変わってくる、ということが感じられます。
あなたのやりたいことが見つかる!趣味のオンラインレッスン【CLASS101】
あこがれの40カウント〜石原陽花先生〜
今回、自分が28カウントの作品を作り上げて、大満足していたのですが、まだまだ憧れる作品があります。
石原陽花先生。
オランダでサロン形式で優雅な刺繡教室をされている先生です。
Instagramほか、SNSの発信もたくさんされています。美しいハーダンガー刺繍の作品がたくさん見られます。
こちらのTwitterの画像を見て下さい。
こちらは28カウントとは比較にならない💦40カウントの刺繍布で作られた作品です。
石原陽花先生は、40カウントの作品を得意とされ、オリジナルのデザイン作品をたくさん作られています。
YouTubeでも、その作品たちを見ることができます。
またハーダンガー刺繍のやり方や、オランダでの刺繍事情なども紹介されています。
こちらは40カウントの作品を紹介されている動画になります。
あなたのやりたいことが見つかる!趣味のオンラインレッスン【CLASS101】
ハーダンガー刺繍に限らず、白糸刺繍のいろいろなカウントステッチは刺繍布の細かさによって変わってきます。
CLASS101で白糸刺繍を教えて頂いた@kumip_broderie先生に、そういう意味での刺繍の奥深さを教えて頂きました。
これからも、一つ一つのステッチを学びながら、刺繍布の細かさとステッチの相性なども深めていきたいと思っています。
今回は、ハーダンガー刺繍の生地のカウントの違いによって、どれだけ作品の印象が変わるのか、ということを少しでもお伝えできればと思ってまとめてみました。
まずは、自分の好きな刺繍のデザインをみつけて、そこから更に深く、深く、刺繍の世界にハマって下さい‼
こちらが、私がフェリシモのクチュリエで出会った【ハーダンガー刺繍の会】
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