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刺繍糸の使い方・最初に知っておくべき3つのコツ【25番刺繍糸の準備】〜からみ/グチャグチャならないように〜

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刺繍糸25番は刺繡のきほん

刺しゅうの中でもっともポピュラーで手芸屋さんにも必ずあるのが、25番の刺繍糸ですね。
今やっているキャンバスワークでも、この25番の刺繍糸を使っています。

キャンバスワークについてはこちらを。。。

25番刺繍糸は、細い6本の糸の撚り合わせになっています。
刺繡本に【○本取り】と書いてあるときは、この6本をほどいて、必要本数を束ねて使うことになります。

私も刺繡を習うまで、この25番刺繍糸の正しい使い方など、全く知りませんでした。
綺麗に仕上げるためには、正しい使い方やコツを一つでも多く知っていることは、大切です。
そのためのポイントを3つまとめておきます。

  1. 買ったばかりの束から最初に糸を引き出すコツ
  2. 1本の刺繍糸から使いたい本数を引き抜くコツ
  3. 刺している途中の糸のよじれは、そのままは×

買ったばかりの束から最初に糸を引き出すコツ

最初に引き出す糸のはし。これを間違うと、大変です。
束がぐちゃぐちゃになって、全部解いて巻き直し…なんて事にもなりかねません。
落ち着いて、正しい糸の端を見つけましょう。

この場合、クルンとなっているのが束の内側の糸端
短い方は外側の糸端

束の内側にある糸の端が、正しい糸端です。束の外側にある糸端ではありません。
内側の糸端をみつけられたら、ゆっくりと引き出しましょう。
長さはこのくらい。。。

2往復分くらいでしょうか

1本の刺繍糸から使いたい本数を引き抜くコツ

糸を切ったら、次も大事な糸の引き抜きです。
25番刺繍糸は、6本の細い糸の撚り合わせです。
刺繡のデザインに合わせて使う本数は変わるのですが、
必要な本数をこの6本から引き抜きます。
引き抜くときは、切った糸を半分にして、その折り山からそっと1本ずつ抜くと抜きやすいでしょう。


わたしの今の作品は6本取りなので、6本全て抜いて、バラバラにします。

あとは、必要な本数を束ねて、針に通します。
針に通すときは、針で糸を折るようにしごいて、指でつぶして、針穴に通します。

糸をピンと張って折るような感じで
折った所を指で潰して通します
糸準備できました‼

刺している途中の糸のよじれは、そのままは×

刺繍糸を1本ずつほどいて、6本束ねなおして使用したステッチ
刺繍糸を1本ずつほどかずにそのまま使用したステッチ

色は違いますが、画像のオレンジ6本のどりのクロスステッチです。

は、正しい方法で6本の刺繍糸を準備してステッチしています。
1本1本がきれいに分かれて、ステッチもふっくらきれいになっているのがわかります。私の技術の範囲内で。。。

は、試しに何もせずに刺してみたステッチです。最初の刺繍糸の束から抜いてそのまま針に通しただけです。
キャンバスワークですので、糸目は揃って見えるのですが、6本の糸がゆるく撚られたままなので、
6本全体の太さが揃わず、ステッチもペタッとした感じです。

準備のときに、細い糸それぞれをバラしていても、刺している途中で束の全体がよじれてきます。
そういう時は、針をいったんはずして、一本ずつばらしてあげると、糸目がきれいになります。

ということで、

何らかの形で教えてもらう事によって学ぶ…。
もしくは、自分で“もっときれいに刺せないのかな?”と探求する…。

知恵と技術を高めていくには、こういう小さな積み重ねですね。

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